以前他所で書いていたブログ『東雲no生活』の映画感想を引越しさせました。


by bijomaru38

「ハリーポッターと炎のゴブレット」を観る

初めに申し上げます。

一、まだ、この映画を鑑賞していない方にはネタバレになるかもしれません、あしからず。
一、ハリーポッターシリーズの現作を読まれている方にしか分からない表現があるかもしれません、あしからず。
一、いつもは試写会の感想を書いていますが、「ハリーポッター」シリーズ映画作品だけでなく、ファンであり趣味なので、偏った感想かもしれません、あしからず。

では、はじめます♪


今回の「ハリーポッターと炎のゴブレット」ですが、シリーズの中で一番(毎回かも!?)映像化に難色が示されていました。
とにかく原作が長編で、話自体が長くなるし、CGの力を借りなければ絶対映像化出来ないくだりが山ほどで、(その辺りの評価は既に鑑賞した方からは好評価でした)脚本のゆくえはさっぱり??だったのです。

個人的に、この巻のおおきな“見せ場”は、「クィディッチワールドカップ」、「三大魔法学校対抗試合」、「ヴォルデモートの復活」、と“よんで”いました。
勿論、お年頃の主人公3人、ハリー・ロン・ハーマイオニーの思春期感情と、「ダンス・パーティ」もはずせない“重要ポイント”ですが。

さて、実際に作品の中心になっていたものは-----。
「三大魔法学校対抗試合」、「ヴォルデモートの復活」、「ダンスパーティ」で、おおよその予想はあっていました。でもそれより全体の主題として取り上げれていたコンセプトは「思春期の変化」でした。

実際主人公の3人はすっかり男前&レディになっていて、アメリカでは「PG-13」(13才以下は父兄の強い意志が必要)マークが付いたそうですが(それはきっとダークな面と死亡人がでるからのことでしょう。)、本来の意味ではなく~、、、13歳くらいの(特に男子)はママやパパと一緒にみたら、なんだか気恥ずかしくってイヤっっ、て感情になるんじゃーないのかな?と思える青春映画・学園モノなんですよ。

もちろん原作でもそういった兆候が大いに見られ、“親心”でフムフム(ニコニコ)とは思うのですが、映画にそれが前面出しになるのは・・・う~ん、「ハリーポッター」らしくないっていうか、なんいうか、今までの路線がぜんぜんチガウかな?と思えます。

欧州の14歳は日本のそれよりかなり大人ですし、社交も盛んで、(イギリスの王室モノをみてるとよくわかる)バンスパーティは当たり前なんですが、日本はね、そーゆーのナイから。
フォークダンスでも嫌がるでしょ?この年齢。

だから、小さい子供にはちょっと怖いし大人っぽくて理解できないし、年頃には気恥ずかしくって(現に映画館ではイマイチ乗り切れない高校生らしき男子三人組がなにやらブツブツ・・・)、
コアな原作ファンにはイマイチ物足りない!?・・・みたいな、と思う出来でした。


ちなみに私は、「結構まあまあな原作ファン」なので、もの足りなさより、“CUTされた出演者”の多さと、その出演者のエピソードからみで進む話の辻褄合わせに原作を切れ切れにされてしまった感がいなめません。

この作品では思いも寄らないで対抗試合に巻き込まれちゃったり、そのせいでロンに嫉妬されるハリーの孤独と孤立を描いて欲しかったです。

それから、ハーマイオニーの聡明な賢さも。
今作のハーマイオニーは大人になってきて綺麗になったけど、色気づいた部分が目に付いて、その賢さに磨きがかかった感じ・・・0点。原作では相変わらずの賢明さでいろんなことをするのに。


原作は全部で7巻、といわれているので、「真ん中」にあたる4巻、過渡期の話ですし、脚本になおすのは並大抵ではないと思います。
その辺りを考えると、映画を作りあげたスタッフに拍手喝采!なんですが、う~ん。

それから、今回はイギリス人監督。
ハリウッド的華やかな画像がお好みの方にはもの辺りもモノ足りないかも。
話も暗い部分が多いので、その辺りもイギリス色かどんよりと「曇り空」です。

ただ、スクイブの管理人フィルチさんがいつもよりコミカルだったり、(これは英国ギャグか?)
私のお気に入りキャラ、ウィーズリー家の双子(生まれはエイプリルフールの4月1日)のジョージとフレッドがいいハモリ方で度々登場し、かましてくれているので、次回作はネビルともども活躍が期待されます。

不満は、ねちねちとイジワルなスネイプ先生まで、怒り方(ハリーとロンが怒られる)までコミカルで、“よい人キャラ”だったことと、穏やかなダンブルドア校長が表情を厳しくすることが多い展開で始終苦渋に満ちた顔をしており、「やっぱりダンブルドアはリチャード・ハリスが良かった。」と感じたことでした。
ダーズリー家も出てこないし。ぶつぶつ・・・。

原作で思わず「ぐっ」来た箇所である、“別れ”では、映画でも悲しい思いがこみ上げますが、
セドリックも、クラムも、フラーも、チョウも、新人に近いイメージで、ハリーのほうが年下でおずおずしていいはずなのに、どうも同等くらいな存在感しかありません。
ハリーより抜きん出て見えるのは、ダンスの盛装姿でしょうか、若々しく美しく、楽しいシーンですが、意外と短いです。


さて、締めくくりに・・・
いろいろ書いても、面白かった!アレを映像化するのはやっぱり偉い。
DVDが出ると時には、絶対買います、はい。

そして、次回作「ハリーポッターと混血の王子」そろそろ日本語翻訳版の発売日発表です。

も・ち・ろ・ん♪買いますし、読みますよ。



『 映画生活@ハリーポッタート炎のゴブレット 』
http://www.eigaseikatu.com/title/14012/
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by bijomaru38 | 2005-11-27 23:45 | HarryPotter